2009年12月29日火曜日

すぐに使える 世界の最先端布石・定石 =★★★=

大矢 浩一 (著) /毎日コミュニケーションズ
世界をリードする布石、定石の研究は韓国が進んでいる。研究が進むことで、序盤から中盤に険しい戦いの碁となり、ここでほぼ勝負が決することが多くなってきている。
将棋でも近年研究が進み、序盤での差が致命傷となることが多いようだ。
アマチュアはそこまでいかないにしても、大きな失敗をしないために新手の意味を把握しておく方がよい。
囲碁の川柳で『定石を覚えて2目弱くなり』というのもあるが。。

2009年12月17日木曜日

囲碁が急速に上達する苑田理論 =★★★=

苑田 勇一 (著)/毎日コミュニケーションズ
著者の実践譜の中から中盤の次の一手を問題形式で解説。
やや高段者向けで深い読みが必要なところもあり難しいが、
・美人の石は追わない
・サバキは斜めの筋
という著者創作の格言の意味がよくわかり勉強になった。

2009年12月14日月曜日

万波姉妹のぐんぐん強くなる囲碁Q&A =★★★=

万波 佳奈 (著), 万波 奈穂 (著) /毎日コミュニケーションズ
囲碁の初級者向けワンポイントアドバイス本。
万波姉妹の掛け合いが面白く、一気に読める。

2009年12月2日水曜日

至高の決断―依田、山下、井山の頭脳 =★★★★=

依田 紀基 (著), 井山 裕太 (著), 山下 敬吾 (著), 小松 英樹/毎日コミュニケーションズ
棋風の違うトッププロ三人が同一の局面を分析するという一風変わった企画の囲碁本。急ぐ場所(重要な場所)の認識は同じだが、アプローチの仕方は三人三様で面白い。また、考えの過程も詳しく披露してくれているので素人にもわかりやすい。
井山新名人の石の張った辛い棋風、冷静な分析の仕方が理解でき、今後の棋譜観戦が楽しみになった。

2009年11月6日金曜日

わが天才棋士・井山裕太 =★★★★=

石井 邦生 (著)/集英社インターナショナル
井山裕太が最年少で名人位を獲得する目前に出版された本。師匠が、少年時代からの逸材ぶりを紹介する。やはり常識ではかんがえられない天才はいるものだと関心するとともに、まわりの人間がつぶさずによく育てたことに感動した。

2009年10月28日水曜日

誰もが知りたい 囲碁名棋士たちの頭の中 =★★=

荒谷 一成 (著)/中経出版
各有名棋士の素顔を紹介。あまり秘密めいたことはないので、囲碁通は知っていることがらが多いのではないか。また、題名にあるように頭の中まで紹介しきれてるわけではない。

2009年9月9日水曜日

囲碁 高尾紳路の布石入門―初級から初段まで =★★★=

高尾 紳路 (著) /成美堂出版
布石段階の石の方向性について、丁寧な解説ありわかりやすい内容。19路盤を打ち始めた初心者には最適な教科書。初段レベルの問題は弱い石と強い石の見極めが重要なポイントとなっている。

2009年8月28日金曜日

天下五目の必勝戦略 =★★★=

宮本 直毅 (著)/毎日コミュニケーションズ
五子局を題材に、模様からの攻めを丁寧に解説。どこが大きい一手かという大局観が習得できる。
文庫版のせいか図と文章の構成がずれて少し読み辛い点が残念。

2009年8月24日月曜日

カンタン!形を見ただけで死活に強くなる―囲碁教室 =★★★★=

牛窪 義高 (著)/誠文堂新光社
詰碁を解くコツ(規則性のようなもの)が書かれていて、基本死活をマスターするために便利。
改めて基本死活の勉強になった。

2009年8月18日火曜日

一手で局面を変える 布石、その後の攻防 =★★★=

小長井 克 (著)/日本棋院
布石直後、石の方向性を重視した打ち方を指南。様々な要素が絡むため、かなりレベルは高い。

2009年8月12日水曜日

カンタン!ひと目で正しいツギ方がわかる =★★★★=

囲碁編集部 (編集)/誠文堂新光社
中級レベルのアマチュアは接近戦で勝敗が決まることが多いという筆者のコメントはその通り。石が接近してしまってからの手筋より、石を接近させるかどうかの判断基準を持つことの重要性を説いているように感じる。布石段階のシンプルな場面からの解説なので、わかりやすい。

カンタン!使い分けで接近戦に強くなる =★★★★=

森野 節男 (著)/誠文堂新光社
中級レベルのアマチュアは接近戦で勝敗が決まることが多いという筆者のコメントはその通り。石が接近してしまってからの手筋より、石を接近させるかどうかの判断基準を持つことの重要性を説いているように感じる。布石段階のシンプルな場面からの解説なので、わかりやすい。

2009年7月20日月曜日

決定版 大斜・村正・大ナダレ =★★★★=

結城 聡 (著)/誠文堂新光社
難解定石に特化し、進化の過程、回避方法など、様々なバリエーションを解説。覚えるのはかなり大変だが、接近戦のコツがつかめればよいだろう。
大斜、村正は全くわからなかったので、基本を押さえることができた気がする。要再読。

2009年7月1日水曜日

中盤の花形戦法 運用、撃退マニュアル =★★★★=

加藤 充志 (著)/日本棋院
石がぶつかり、戦いが始まる時、自分はまだ、局所的な読みしか行わないことが多いが、本書を読むことで、全局的な視点からどのように戦いに挑むか判断することの重要性を認識させられた。ただし、そこまで読みきるのは困難なので、まずはよく出る局面からの展開をある程度覚えることが重要だと思う。

2009年6月1日月曜日

ひと目でわかる「本筋・俗筋」対照表 =★★★=

月刊碁学 (著, 編集)/毎日コミュニケーションズ

2009年5月7日木曜日

碁の戦術 =★★★★=

牛窪 義高 (著), 月刊碁学 (編集)/毎日コミュニケーションズ
アマチュアが考え違いをしている21のテーマで問題形式で解説。説得力のある詳しい解説がよい。
『攻める石は厚く、サバく石は軽く』と『スソあきは囲わない』が勉強になった。

2009年4月20日月曜日

攻防の手筋―戦闘の急所を掘り下げ、卓越した着想力を養う =★★★=

武宮 正樹 (著)/河出書房新社
戦いの手筋を様々な例題から解説。細かい変化も多いが、手筋を使って戦うには理解しておかねばならないことがわかる。活版が古くて少し読みづらいので、再販してもらいたいものだ。

2009年4月10日金曜日

アマが理解できない4つの常識 =★★★=

武宮 正樹 (著)/毎日コミュニケーションズ
著者の口癖となっている4つのポイント「相手が打ちたいところに打つ」「地は囲わない」「身分をわきまえる」「愚形を作らない」をようやく理解できるようになってきた。
中身は練習問題集。解説が多いため問題数は少ない。少し割高感あり。

2009年4月7日火曜日

やさしい定石 =★★★=

工藤 紀夫 (著)/毎日コミュニケーションズ
頻出の定石45型を変化やその後の展開を含めて詳しく解説。内容は難しくなく、復習によい。