武宮 正樹 (著) /毎日コミュニケーションズ
著者の囲碁は、宇宙流と呼ばれ、観る者をとても楽しませてくれる。著者本人も感性の趣くままに楽しんで打っていることがよくわかる。
人間は貪欲な生き物なので、目先の利益や勝負にこだわらずに碁を打つことは難しいが、素直な気持ちで自分自身が納得できる手を打ち続けられるようになりたいと思った。
囲碁を通じて会得したと思われる著者の人生訓がいろいろと語られていてこちらも面白い。見かけ(坊主頭)だけでなく、出家した人のようである。
2010年10月26日火曜日
2010年10月20日水曜日
六段合格の手筋150題 =★★★★=
日本棋院/日本棋院
三段合格シリーズの上にあるのがこの六段合格シリーズ。内容も3階級分上昇してかなり難しい。しかし、手筋は難易度が上がる程、正解手順の見事さに感心させられる度合いも大きい。自分の棋力以上の内容だが結構楽しめるものである。
三段合格シリーズの上にあるのがこの六段合格シリーズ。内容も3階級分上昇してかなり難しい。しかし、手筋は難易度が上がる程、正解手順の見事さに感心させられる度合いも大きい。自分の棋力以上の内容だが結構楽しめるものである。
2010年10月16日土曜日
布石の打ち方 (碁の教科書シリーズ) =★★★★=
石倉 昇 (著), 日本囲碁連盟 (編集)/ユーキャン
著者は初心者向けの著書が多いが、今回は中級者向けの布石理論。
代表的な布石を題材に、石の方向や使うべき定石などの要点を解説。誤った打ち方をした場合どう追求すべきかを問題形式で解説しているので興味深く読める。
続編も予定され、全7巻となるらしいので次巻以降も期待したい。
著者は初心者向けの著書が多いが、今回は中級者向けの布石理論。
代表的な布石を題材に、石の方向や使うべき定石などの要点を解説。誤った打ち方をした場合どう追求すべきかを問題形式で解説しているので興味深く読める。
続編も予定され、全7巻となるらしいので次巻以降も期待したい。
2010年10月7日木曜日
打ち込み対策これだけは―中級 =★★★★=
囲碁編集部 (編集)/誠文堂新光社
打ち込んだ側のサバキ方だけでなく、打ち込まれた側の対処方について詳しく勉強することができる。
打ち込み後の形成判断も、活き死にや地の大きさだけでなく、厚みの形成やまわりへの影響力、攻めが継続できるかどうか、先手を取れるかなどさまざまな観点があり、全局的な形成につながる可能性が高いことを知ることができた。
打ち込んだ側のサバキ方だけでなく、打ち込まれた側の対処方について詳しく勉強することができる。
打ち込み後の形成判断も、活き死にや地の大きさだけでなく、厚みの形成やまわりへの影響力、攻めが継続できるかどうか、先手を取れるかなどさまざまな観点があり、全局的な形成につながる可能性が高いことを知ることができた。
2010年10月2日土曜日
山田規三生の超攻撃法 (NHK囲碁シリーズ) =★★★=
山田 規三生 (著)/日本放送出版協会
羽根流の”戦わずして勝つ”とは対極に思える内容。羽根流では相手に大模様をはらせないよう心がけるのに対し、本書は自分に有利な場所や相手が緩着をした場所では戦いを起こして攻めることで自分の地を広げていこうという発想で扱う場面が異なる。
自分がネット碁を始める時期にNHKのテレビ講座で放送されていた内容で、一度勉強したことがあったので懐かしさを感じつつ読んだ。この講座の影響で黒を持つと、模様をはって戦う碁を実践してきたわけである。よく読んでみると、戦うための準備が必要であることがわかり、無謀な戦いを推奨しているわけではないことが理解できる。つまり戦いに入る前に入念な読みが必要であることがわかる。
孫子の兵法にあるように、有利な場所では戦い、不利な場所では戦わないでかわす臨機応変な判断力が必要ということだろう。
羽根流の”戦わずして勝つ”とは対極に思える内容。羽根流では相手に大模様をはらせないよう心がけるのに対し、本書は自分に有利な場所や相手が緩着をした場所では戦いを起こして攻めることで自分の地を広げていこうという発想で扱う場面が異なる。
自分がネット碁を始める時期にNHKのテレビ講座で放送されていた内容で、一度勉強したことがあったので懐かしさを感じつつ読んだ。この講座の影響で黒を持つと、模様をはって戦う碁を実践してきたわけである。よく読んでみると、戦うための準備が必要であることがわかり、無謀な戦いを推奨しているわけではないことが理解できる。つまり戦いに入る前に入念な読みが必要であることがわかる。
孫子の兵法にあるように、有利な場所では戦い、不利な場所では戦わないでかわす臨機応変な判断力が必要ということだろう。
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